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アウディA5カブリオレを試乗してきました

東京から1台持ってきてもらってA5カブリオレをじっくり観察試乗しました。一応、次の候補の1つには挙がっていますから、20年ちかいカブリオレ乗りの目からして、どうなのかをレポートです。

まず気になるのはトランク。幌なんだからメタルトップよりは使い勝手がいいはず。開けてみるとすでにカバーが引いた状態でMAXの見た目ではない。このカバー、どうやって向こう側に巻き上げるんだろ。どこを探しても手をかける部分が見つからないのだけど。営業さんもぜんぜん詳しくありません。我々のほうがカブリオレ歴は長いので、どこかにハンドルか何かがあるはず。シールの図示では押すような感じにも受け取れる。で、マニュアルを読んでみたらほんとに向こう側に押し上げるだけだった。
ってことは、次は幌を開けるとき、どうやってカバーを引き出すのだろう。という問題が。これ、幌を開けたら勝手にカバーも下がるんじゃない? ちょっと試してみる。やっぱりー、そうなんだ。でもさ、カバーが降りる空間があるかどうかは屋根を開けてみないとわからないわけか。いいのかな、そんなので。カバーは荷物が邪魔になるかならないかを見極めるためにもあるんだけど。

トランクはまあまあの広さ。右に小物入れがある。左右には買い物袋を引っ掛けるフックが2つ。床にはネットをつけるフックあり。カブリオレには珍しく後部背もたれが分割で倒れる機構があり、そのノブが出ている。トランクの組み方はパンタグラフ式。

ランフラットではなく応急タイヤがついている。80km/hまでの薄いやつ。

屋根の開け閉めをしてみる。カバーが後方にスライドして跳ね上がるので空気抵抗がすくない。だから50km/hまで走りながら開閉可能。実際にやってみたが確かに走りながらできる。これは突然の雨には便利。交差点で待っている間に降り出しても、閉めながら走り出せる。ただし、ずっと開閉ボタンを抑えている必要があるから、あまり安全ではないけど。

後部座席へのアクセスは普通。ボタンを押して電動で前後させる。倒すレバーは手をかけやすい形状。一番後ろに下げているとき、シートを倒しても座席は前にスライドしなかった。ドアポケットは大きめ。運転席のフットレストが狭苦しくないと感じていたのだが理由がわかった。実は広いのではなくて深いのだ。だからアクセルとブレーキに合わせてシートを合わせると、フットレストがさらに奥なので半分しか足がかからない。だから狭苦しく感じないのだけど、実は踏ん張りも利かない。

エンジンルームはV6 3.2L FSIでほぼ満タン。90度バンクでかなり横幅の広いエンジンに見える。エンジンフードはおそらく鉄製、重さからしてアルミじゃなさそう。隔壁がタイヤハウス側に大きく出てきているのは剛性を稼ぐためだろうか。隔壁付近に発泡スチロールのような部材で遮断している部分があり、すぐに劣化しそう。音対策で跡付けしたように見える。

後部座席からの眺め。奥様が言うには、ちょっと335iより膝小僧の辺りが狭いという。前席のバックレストの削り方の違いだろうか。センターのトンネルの盛り上がりは小さく、CLK320に似ている。盛り上がりの小さいところがあるから、左右に辛うじて行き来できるかもしれない。でも、このセンタートンネルの大きさはボディ剛性と関係があるから、カブリオレの剛性としてはセンタートンネルを大きくしたほうが有利では? 奥様も4人乗りなのだから中途半端な盛り上がりは不要というご意見。

後部座席に座って幌の開閉。335iのメタルトップに慣れていたのですっかり忘れていたのだが、幌が折りたたまれるとき内側に折れて、後部座席に座っている人の頭にガツンと当たる事がある。内張りだから痛くはないのだが、乗っている人はビックリするだろう。CLK320のときも「はーい、頭に注意してー」と声掛けしていたのを思い出した。でも、A5カブリオレのほうが張り出しが大きいように思う。

カブリオレやクーペは前席のシートベルトがかなり後ろの側面についているので、こういうアシスト機構がついているものがある。CLK320の最後のほうはついていた。これも仕組みは同じで、前に人が座っていて、ドアを閉めると出てきて、ドアを開けると引っ込む。特に年配の人は無理に体をひねることになるので、あったほうがよい。

さて、この辺でじっくり観察は終わりで、次は昨日走った道を同じように走ってA5スポーツバックと比較。実は後で335iでも同じコースを走って感触の違いを確かめた。
エンジンはおとなしく、振動もすくない。ゆったり感があって、町乗りしている時から、2.0TFSIとの違いがはっきりわかる。やはり2.0TFSIは搾り出したパワーで、3.2FSIは余裕のパワーって感じ。
ハンドルはA5スポーツバックより軽く、どちらかというとメルセデスっぽい。横横道路の合流でも踏み込めばそれなりに加速するので、かったるい感じはなし。100km/hからでもよく加速します。70-100km/hの間の加速減速でも7速Sトロニックはギクシャク感がない。きっとシフトダウンをあまりしないのだろう。
乗り心地は十分よい。重厚な感じでふわふわしないし、しなやか。それもそのはず、後から調べたら車重が1930kgだと。このどっしり感は重さからくるものだった。気のせいかもしれないが、ちょっとボディ剛性が335iより悪い。それは片輪だけが段差やうねりに乗ったときにねじれる感じがする。
風の処理はまあまあ。前席サイドウィンドウの上部の音も押さえてある。助手席との間の風の通り抜けが多いのではと思ったが、あとから335iで走ってみて大差なかった。
100km/hで2000rpmなのはA5スポーツバックと同じ。ただ、335iと比べるとメータ読みで100km/hのときの体感速度がA5のほうが速く感じるのは気のせいなのか、メータの誤差なのか。
走っているときちょくちょくスピードを確認するのだけど、やっぱりメータ類が読みにくい。慣れの問題?でも色使いとか、筒の奥まったところにあるのが原因だと思うのだけど。

帰ってきて下道を普通に走る。信号待ちから発進するとき、ブレーキを放して1回、1速から2速に変わるとき1回、合計2回のショックが1秒ぐらいの中で起こるので、ゴソゴソしたギクシャク感があるのはA5スポーツバックと同じ。この感触。昨日は奥様は気づかなかったけど、助手席に乗っていた今日は同じことを感じでいた。発進が滑らかでない。1速から2速にシフトアップするのが早すぎるんじゃなかろうか。それとも1速は相当ローギヤだったりして。
1930kgは335iより100kg重いし。

というわけで、個人的なプラスとマイナスをまとめると、

■プラス
エンジンは静か、ゆったり感
クワトロで雪道でも強そう
走りながら開閉できる幌、それに早い
リモコンキーを持っていれば差し込む必要なし
トランクは使いやすそう

■マイナス
内装が古臭い感じ
計器類が読みにくくて(慣れかも知れないけど)
右ハンドルはやっぱりフットレストの場所に違和感
いまひとつパンチに欠ける(でもゆったり走るのがこのクルマ)
ヘッドライトの首振り機構がない
車重が重い(本当に燃費はいいのだろうか)
出足のギクシャク感

まー、総合すると、335iとは性格の違う、でも似たようなクルマ。335iを持っていなかったら選択するかも知れないけど、1回も車検通さずに580万も追加して、A5カブリオレに乗り換える理由は見つからなかった。ちなみに、見積もった中で335iの下取りは260万ぐらいと書かれていた。そんなもったいないことできるかい?
アウディが好きならA5カブリオレ、BMWが好きなら335iカブリオレ、というところでしょ。あとはディーラーのサービス力の問題ね。

ということで、我々の冷静な協議の結果、残る選択肢はEクラスカブリオレ、IS250Cとなりました。昔のメルセデスの営業さんに電話してEクラスカブリオレは日本でいつ発売になるの? と聞いたら、存在すら知らなかった。まったく営業サイドにも導入の予定は来ていないらしい。ほんとー?誰か聞いてない?
ちなみに、Eクラスカブリオレの写真を一目見て、日本じゃありえない場所にアンテナがついているって言ってました。トランクの上にウルトラマンの頭があるんですよ。あれ、ちょっと頂けない。

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